長期金利
長期金利とは1年を越える債権に付される利息の利率のことです。
同時期に設定される場合、他の条件が同じなら短期金利よりも低い利率に設定されます。
長期金利の代表は10年満期の国債の金利と住宅ローンのフラット35です。
現在のような低金利の状況では金主は長期金利を嫌います、短期で回して金利の回復を待ちたいと思うのです。
1619年、イタリアのジェノヴァでつけられた年利1.125%という利率が4世紀弱にわたり長期金利の最低記録とされていたのですが、2003年の日本で年利0.43%となり歴史的低金利を記録しました。
都市銀行の営業マンが私のような貧乏人のところにまできて定額預金を勧めにきました別に貯金は嫌いじゃないので口座の開設を決めたら年利0.4%っていわれて4%に言い間違いかと思ったのはちょうどそのころの出来事です。
はっきり言って4%や5%というのは高い金利というわけではないのですが、ゼロ金利状態にすっかり慣らされた私たちは、金利の場合、数字の前に「0.」ってついていないと落ち着かない身体になってしまいました。
先日も民法上の法定金利が5%(ちなみに商法では6%)でって話をしていたら、5%だったら誰だって借金してでも預けるだろうとか大げさなことを言われてしまいました。
たしかに今はそうゆう状況なんだけど、はっきりいって異常事態なわけで供託金の利息がちゃんとつくようになってくれないと日本経済もダメでしょう。
ゼロ金利政策はようやく終わるようなので、やれやれです。